§53. 曲線に輝きを与え先端をフェードアウトするには

 曲線に輝きを与え、その先端をフェードアウトするチュートリアルです。曲線の描き方が様々なように、輝きの与え方やフェードアウトのさせかたも様々です。Gtuts.comの Fancy Glow Effect with GIMP を参照しています。

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     完成画像。

Step1-2 ブレンドの適用。

Step1-3 波紋の適用。

Step1-4 グルグルひねる。

Step1-5 モーションぼかしの適用後。

Step 1

 背景の作成。

    1/ 新しい画像を作成します。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=600×400
    背景=黒

    2/ 背景レイヤーにブレンドを適用します。

    設定:
    グラデーション=Incandescent
    グラデーションの反転=チェック
    形状=放射状
    グラデーションの適用方向=中心から真下

    3/ 背景レイヤーに波紋を適用します。

    フィルタ>変形>波紋

    4/ 背景レイヤーに、グルグルひねる を適用します。

    フィルタ>変形>グルグルひねる

    設定:
    渦の方向=360

    5/ この時点で、フェードアウトされた曲線が作成されていますが、これからの背景画像にするために、背景レイヤーに モーションぼかし を適用します。

    フィルタ>ぼかし>モーションぼかし

    設定:
    ぼかしの種類=拡大
    拡大側にぼかす=チェック
    長さ=150

Step2-4 パスの描画。

Step2-8 輝きの描画。

Step2-11 選択範囲の作成。

Step 2

 パスの描画と先端を細くする準備。

    1/ 描画色を変更します。

    描画色=fd4000(HTML表記)

    2/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Path-1

    3/ Path-1レイヤーに、パスツールを使用してS字カーブを描きます。

    4/ パスの境界線を描画します。

      ・ パスツールのプロパティダイアログの「パスの境界線を描画」をクリック。 ・ 開いたダイアログで、線幅=6px 描画色を使用して描画。

    5/ Path-1レイヤーにガウシアンぼかしを適用します。

    ぼかし半径=X、Y共に12

    6/ 新規レイヤーを作成します。 レイヤー名の設定は不要です。

    7/ 輝きを作成するため、描画色を白に変更します。

    8/ Step2-4を、線幅=3 に変更して実行します。

    【NOTE】 既にパスを非表示にしてしまっている場合は、パスダイアログに移動します。
    保存されているパスを右クリック>パスの境界線を描画する

    9/ 現在のレイヤーにガウシアンぼかしを適用します。

    ぼかし半径=X、Y共に1

    10/ 輝き用の新規レイヤーと、Path-1レイヤーを統合します。

    新規レイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    11/ 先端を細くするために選択領域を作成します。自由選択ツールを使用して左図のような選択範囲をします。

Step3-4 パスの両端をフェードアウト。

Step3-5 別の曲線を追加。

Step 3

 先端を細くしフェードアウトさせる。

    1/ 描画色と背景色を変更します。

    前景色=黒
    背景色=白

    2/ Path-1レイヤーにレイヤーマスクを適用します。

    Path-1レイヤーを右クリック>レイヤーマスクの追加

    ダイアログで完全不透明(白)を選択。

    3/ Path-1レイヤーのレイヤーマスクに対して、ブレンドツールを以下の設定で適用します。

    設定:
    グラデーション=前景色から背景色
    形状=線形
    グラデーションの適用方向=曲線の末端から選択領域の端

    【NOTE】 レイヤーマスクに効果を確実に適用するには、適用したいレイヤーマスクを先にクリックした後、実行するようにします。

    4/ Step2-11からStep3-3までの操作を曲線のもう一方の端でも実行します。

    5/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Path1-1
    背景=透明

    6/ Step3とStep4のこれまでを再度実行して別の曲線を作成します。

Step4-2 別曲線の描画。

Step4-3 曲線の細くするモデル。

Step4-3 曲線を細くした図。

Step 4

 二つ目の方法。 

    1/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Path2
    背景=透明

    2/ Step2とStep3同様の方法で曲線を描画します。

    変更点は:
    Step2-4 線幅=12
    Step2-8 輝きの線幅=6
    Step2-9 ガウシアンぼかしのぼかし半径=3

    3/ 曲線の先端を、 対話的歪め の すぼめる を用いて細くします。

    フィルタ>変形>対話的歪め

    設定:
    歪めモード=すぼめる
    歪める量=0.10

    細くする手法:
    モデルを左図に示します(本家の画像を引用しています)。
    「すぼめる」を以下の要領で実行します。
      ・ 4→1にマウスをドラッグ
      ・ 3→1にマウスをドラッグ
      ・ 2→1にマウスをドラッグ
      ・ 1の端→1の別の端にマウスをドラッグ

      気に入るようになるまで、これを繰り返します。  

    【NOTE】今までは、先端はフェードアウトしながら細くなりましたが、この方法では、先端が明瞭のまま細くなります。

Step5-2 太いブラシで描画。

Step5-3 小さいブラシで描画。

Step5-4 波紋の適用。

Step5-5 グルグルひねるの適用。

Step5-9 着色。

Step5-12 レイヤーを移動。

Step 5

 三つ目の方法。

    1/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Dot

    2/ Dotレイヤーにブラシを左図のように走らせます。

    設定:
    ブラシ=Circle Fuzzy (15)
    拡大縮小=10

    3/ Dotレイヤーに左図のようにブラシを走らせます。 

    設定:
    ブラシ=Circle Fuzzy (13)
    拡大縮小=1

    4/ Dotレイヤーに「波紋」を適用します。

    フィルタ>変形>波紋

    設定はDefault。

    5/ Dotレイヤーに、グルグルひねる を適用します。

    フィルタ>変形>グルグルひねる

    設定:
    渦の方向=360

    6/ Dotレイヤーを複製します。

    Spotレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    レイヤー名=Dot Copy

    7/ 描画色を変更します。

    描画色=fd4000(HTML表記)

    8/ Dot Copyレイヤーから選択範囲を作成します。

    Dot Copyレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    9/ Dot Copyレイヤーに対して色を適用します。

    変更した描画色を、Dot Copyレイヤーにドラッグドロップすることで着色できます。

    10/ 選択範囲を解除します。

    選択>選択を解除

    11/ Dot Copyレイヤーにガウシアンぼかしを適用します。

    フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかし

    ぼかし半径=共に24

    12/ Dot CopyレイヤーをDotレイヤーの下に移動します。

    完成です。以下に実画像を示しておきます。

実画像。

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初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO